料理研究家マッチーがブログで伝える長崎よもやま噺し。

料理家マッチーがジゲモン視点で長崎の料理・人・風物・名所などについて綴ります。

長崎の避暑地

長崎に居留していた多くの外国人が、夏の蒸し暑さから逃れるために、度々家族連れで訪れ来客をもてなした所が漁港茂木です。往時には瀟洒なホテルが立ち並び、洋装の老若男女が行き交う賑わいだったそうです。今はその影もありませんが、古くから商いを続け…

西坂教会のモニュメント

長崎とキリスト教の関わりは古く、今も多くの信徒が日曜日の礼拝や、様々な行事に参列します。かく言う私も母方がクリスチャンで、洗礼も受けて聖人名も授かっています。信仰はしていないので、たまに教会で葬儀や法要に出ると、なんとなく居心地悪い思いを…

枝豆羊羹

この夏好評だった甘味メニューに枝豆羊羹があります。工程は簡単ですが色と香りが勝負だけに気を使います。寒天を加えてのねっとりとした食感と、口中に広がる爽やかな枝豆の香りが何とも涼を誘います。上に飾る桑の実は昔が懐かしいと話題にのぼります。#夏…

ピャーロン

ピャーロンとは長崎南部の方言でペーロン競争の事です。もともとは中国から伝わったもので、あちらではドラゴンレースと呼びます。昔長崎港内で中国船が難破し、海の神様の怒りを収めるために奉納されたのがきっかけでした。スピードが出る様に細長く設計さ…

骨董の器使い

和食に限らず洋風家庭料理も和骨董の器に盛り付けることが多いです。器の力と言いますか、些細な家庭料理の一品であっても、幕末から明治あたりの器に料理を盛ると盛り映えがします。色絵や金襴手を用いた器には、盛り付ける料理の色目を考慮しないといけま…