西坂教会のモニュメント
長崎とキリスト教の関わりは古く、今も多くの信徒が日曜日の礼拝や、様々な行事に参列します。かく言う私も母方がクリスチャンで、洗礼も受けて聖人名も授かっています。信仰はしていないので、たまに教会で葬儀や法要に出ると、なんとなく居心地悪い思いをします。
この西坂の丘に聳える聖フリッポ西坂教会のモニュメントは、天に聳える巨大な二の足を彷彿とさせ、子供心に鮮烈な印象を受けたのを覚えています。バルセロナの地に今も槌音が響く、聖サクラダファミリア教会の設計者アントニオ・ガウデイを我が国に紹介した今井兼二氏に設計によるものです。
江戸時代に信仰することを禁じられ、その咎めに屈せずに張り付けの刑を受けた、子供を含め26体の聖人像のレリーフが、迫害の歴史を今に伝えています。生身の人間の手足に杭を打ち込んでまで、その信仰の広がりを恐れた為政者の姿と、仏像の裏にマリア像を隠しひっそりと信仰を守り抜いた民衆の逞しさに想いを馳せます。
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